どうしてこうなるの?私達の日常生活
リビングの外にいた桜の苦しい気持ちが少しずつ解消していく。
でも、不安に押しつぶされそうになっていく。
「俺だって恋すんの。親父がお袋みたいにさ・・・進だって、守だって、きっと誰かを好きになって恋をしていく。」
守の中でもその事はわかっていた。
でも、受け入れられずに、一人でもがき苦しんでいた。
「だからって、俺はお前らを捨てることなんてない。俺たち兄弟だろ、な、守?」
「・・・・・・」
「進も、な?」
「ま・・・俺はわかってたけどさ・・・」
「・・・桜、いるんだろそこに!」
城島の思わぬフリに、驚いた桜。
思わずその場を後にしようとするのだが・・・
「きゃっ!!」
床に落ちていた花瓶を踏んでしまい転倒。その一部始終を城島達に見られてしまった・・・
「大丈夫か、桜(笑)」
「だ・・・大丈夫です(焦)」
「俺に黙って家に入ってくるとは・・・」
城島はそういうと、桜を抱えてリビングに連れて行く。呆然とする守とケラケラ笑い出す進。そして、桜を守の横に座らせると・・・