どうしてこうなるの?私達の日常生活
「あの…」
驚いた進をよそに、あやめは隣りにピタッと座る。進は、ただ下を向きながらじっとしている。あやめはそんな進をただじっと見つめ、イライラを募らせるだけ。ただそれだけの状態で時間が過ぎていく…そして、しびれをきらしたあやめが口を開く。
「貴方のお声で聞きたいですわ…」
「何も解んないのに…変な事言って…ごめん。」
すると、急に笑い出したあやめ。そして、呆然とした進にこう言葉をぶつける。
「では、これはもう必要ないですわね。」
進の目の前で、コースターを破くあやめ。ビリビリに破いた後「貴方に神のご加護がありますように。」と言って、その場を離れていった。