どうしてこうなるの?私達の日常生活
「ちょっとこれ食べてくれるかな?」
城島の前に出されたのは、野菜スティックと数種類のディップ。城島は「いただきます。」と言うと、静かに人参のスティックにマヨネーズをつけて食べる…
「美味しい…今までの人参じゃない…。」
その言葉を聞いた瞬間、竜馬はニコッとなり「そうだろ?」と自慢げに話した。
「これ、僕が庭で育てた野菜なんだ。ディップは、ママオリジナル(笑)」
食べながらそう話す竜馬に、少しほっとした城島。それをキッチンから見た桜もほっとする。
「で、本題としょうか、城島君。」
グラスをテーブルに置いてそう話す竜馬。城島に再び緊張が走る…
「俺が気になったのは、その年まで未婚という事だ。」
真直ぐで、何かを見定めるかの様な竜馬の目。城島は、その目に怯えながらもすべてを打ち明けた…
「そっか…大変だったな…」
竜馬は、静かにビール瓶を手に取り、城島のグラスに注いでいく…
「今日は車?」
「はい…」