どうしてこうなるの?私達の日常生活
―数十年前
女好きで回りに迷惑をかけ続けている男がいました。
そんな彼は、ある日、一人の女性に恋をします。
色白で、長く綺麗な金色の髪を靡かせ、いつも大きな木の下で本を読んでいる女性でした。
男は、彼女にプロポーズをするのですが断られてしまいます。
何度も何度も・・・
男は諦められずにいました。他の女性と遊んでいても思い出すのは彼女の姿。
本を読みながら、何度も長い髪をかき上げる彼女の姿である。
数日後
男は彼女にまた告白をしました。彼女はそんな男に一つの条件をつけるのです。
“モモヨガヨイ、コノ言葉ノ”意味“ガ判ッタラ、アナタト付キ合ッテアゲル”
男はもちろん“モモヨガヨイ”の意味がわかりません。
その日の晩から、必死でその言葉のことを考えては彼女に“その言葉の意味はこうですか?”と尋ねる日々が続くのだった。
そして、ある日のこと男はいつものように彼女に自分の答えを告げた時だった・・・。
「負ケマシタ(笑)」
彼女は笑いながら男にそう告げた。男はどういうことかわかっていない。そんな男に彼女はこう告げるのだった。
「アナタハ、無事ニ“モモヨガヨイ”ヲ成シ遂ゲテルンデスヨ。“モモヨ”ハ、日本ノ言葉デ“ヒャクニチ”ツマリ“100day”を意味スルノ。」
と・・・
「日本ノオ話デ、一人ノ女性ガ告白シテキタ男ニ“モモヨガヨイ”ツマリ“100dayの間ズット、私ノ所ニ来テクダサイ”ッテ条件ヲ出スノ。ダケド、ソノ男ハ“最後ノ1日”ヲ残シテ死ンデシマッタノ。私ハ、貴方ニハコノ“チャレンジ”ハ成功デキナイト思ッテイタノ。ゴメンナサイ。」
「コレカラモ、ヨロシク願イシマス。」
男は彼女が亡くなるその日まで、ずっと一緒に過ごし続けました。
何十年も一緒に・・・