どうしてこうなるの?私達の日常生活
午後8時51分
すべてのドラフトが終わり、それぞれが家路に帰っていく。途中でピザなどの出前をしたので、参加者の空腹具合は2割程度ぐらいだと思われる。
「今日は、仕方なく“ありがとう”って言っていてあげますわ、小島さん。」
素直に気持ちを言い表せず、いつもどおりの言葉で礼を言う小中。そんな姉の横で「ありがとうございました。」と素直に頭を下げるあやめ。そんな二人に桜は「ううん。私こそありがとう。二人がいてくれたから、なんとかGETできたし(笑)」と礼をする。そして、少し立ち話をした後、それぞれの家路につくのだった。
数十分後
桜は、自分の家の玄関を開けた時、自然と違和感を感じてしまう。玄関の電気をつけ静かに、ゆっくりとリビングのほうへと向かう。
“どうしよう・・・泥棒とか、変な人とかがいたら・・・。”
そんな不安な気持ちを抑えながら、ゆっくりリビングのドアを開け、電気をつけると・・・
zzz・・・
zzz・・・
「えっ、要さん?ジェイン・・・社長も?」
散らかり倒したリビング。そこには、酔いつぶれて眠る城島とジェイン、そしてミヤサカの姿が。さらに先へと進んでいくと・・・
「進さん、守さんも・・・えっ、えっ、えっ?!」
窓際では、進と守、そして商品開発部や営業部、広報部の男性社員まで酔いつぶれ眠っていたのである。