どうしてこうなるの?私達の日常生活
後ろ向きのまま、後ろに向けて投げ込まれた桜色のバラとカーネーションのブーケ。綺麗な放物線を描くようにして、ゲストの輪の中に入っていく・・・
「きゃ!!」
会場に響き渡る悲鳴。桜も城島もそこにいたゲスト全員が思わず輪の中に視線を向ける。
「と・・・採れましたわ(疲)」
尻餅をついていたあやめ。しかし、その手の中には桜のブーケが。
「あやめ!」
その姿を見た、小中はあやめの場所まで駆け寄って「大丈夫?」と様子を伺う。
「大丈夫ですわ(笑)」
ニコッと笑って見せるあやめだが、少し右足首が腫れている。
「大丈夫って、足!」
「本当に大丈夫ですわ、お姉様。」
「でも・・・」
「大丈夫じゃないでしょ。」
進むがそういいながらあやめをさっと抱え、スタッフに「医務室どこですか?」と聞き始める。
「す、進さん(照)」
「よくがんばった。」
少し言葉を交わし、スタッフに付き添われるようにして進とあやめ、ジェインと小中は医務室へと向かっていくのだった。
披露宴会場へと向かう城島と桜。その間に、ブーケトスについて話していた・・・
「要さん・・・。」
「捻挫してるな、足。」
「うん・・・。」
「でも、すぐに幸せになったな、あやめちゃん。」
「どうして?」
「今までの進なら、あんな事しなかったと思う。もう放置決定だと思う。それだけ、あやめちゃんが好きなんだって(笑)」
その頃、医務室では・・・