どうしてこうなるの?私達の日常生活
夕方
定時に仕事が終わった桜。しかし、城島はまだ仕事が残っていた。
(どうしよう・・・)
桜の中で、そんな気持ちがよぎるが・・・
「小島さん。」
と城島が桜を呼び出し、城島のデスクを挟んでこう会話をする。
「大丈夫だから。」
「でも・・・」
「俺は、小島さんを裏切らない、以上。」
そういって、ニコッと笑う。そして桜は心配しながらも家路についた・・・
家についた桜は、着替えも食事も手につかないほど城島のことが心配だった。
ジェインの時みたいに・・・
小中の魔の手が伸びてしまうのではないか、そのことが頭から離れなくなり、桜は再び出社した。
その頃、城島は・・・
「君の誘いを受けるつもりはない。」
「そうですか・・・」
小中の誘いを必死に断っている最中だった。
魔の手は、すぐそばまで伸びていた・・・。