どうしてこうなるの?私達の日常生活
「今日はどこ行く?」
運転席に座った城島から飛び出した一言。
桜は、少し考えて…「お・・・お料理・・・教えて欲しいです。」と小さい声で気持ちを伝える。その一言に城島は「じゃ、レッスンしましょう!」と言いながら、エンジンをかける。
そして、車は桜の家に向けて発進する。
助手席に座る桜は、うつむきながら「要さん・・・。」と小さな声で問いかけると「うん?どした?」と城島は話す。
「ごめんなさい・・・。」
「何でいきなり謝るんだ?」
「だって・・・料理・・・出来ない子だから。」
「それがどうした?」
「だって・・・」
「だって?」
「・・・・・・女の子なのに・・・」
「今から勉強したらいいだろ。それに・・・その・・・」
「要さん?」
「俺が教えるから・・・一緒に成長しよう(笑)」
運転中なので、桜のいる助手席に顔を向けられないのが歯がゆい。
そんな気持ちを抱えながら城島は、たばこっを銜えながらニコッと微笑んでそう話した。