どうしてこうなるの?私達の日常生活
「むにゃ・・・」
桜の視界に入ってきたのは、リビングのテレビ。しかし、頭に感じる不思議な感覚。そっと視界を上にあげてみると・・・
「すぅ・・・。」
城島が眠っていた。そう、桜の頭は城島の太ももの上に乗っかっていたのだ。
ある意味、膝枕をされて眠っていたのである。
「うそ・・・どうして・・・こうなってるの・・・?」
「あっ・・・おはよう、桜(笑)」
「要・・・さん・・・私・・・」
「気にしすぎだ。」
「・・・」
「こんなになるまで考えて・・・俺は何のためにいるのかな(笑)」
「でも・・・だって・・・」
「言いたくなったらでいい。俺も一緒に考えるし、一緒に・・・勉強するから・・・。」
城島は、桜の額をそっと撫でた。その暖かい手に桜はほっとして・・・涙を流していた。
「とりあえず・・・勝手に・・・部屋に入って・・・ごめん。」
小さく頭を下げる城島。その姿に桜は少し笑ってしまう。その笑顔に城島はほっとして・・・
「もう夕方だから・・・晩御飯、一緒に作ろうか(笑)」
「はい(笑)」
「お風呂がいいですか?ご飯がいいですか?」
「それ・・・要さんが言う台詞じゃないと思うんですけど・・・」
「そっか?」
そう話しながら、二人はソファから立ち上がり、キッチンに向かって行った・・・。