どうしてこうなるの?私達の日常生活



「す~っ…」

黒うさぎのルームウェアを着て眠る桜。その横で、寄り添う様に横になっていた城島なのだが…

「よし、睡眠確認。」

小さな声でそういうと、桜の頬にキス。そして、ベットから出てしまった。

向かった先は、リビング。
間接照明を何とか着けて、ソファに座ると、さっきのメモを確認して携帯で検索。

「おっ、男バージョンもあるのか。」

というと、注文をかけてしまった。

「俺も少し勉強しよう。」

そして、桜の部屋を出て再びベットに戻って行った…


そして・・・

「部長!大変です!起きてください!」
「部長って言った~・・・」
「遅刻しちゃいますよ!」
「えっ・・・うわっ!マジで!やばい!」


時刻は朝6時30分
桜も城島も急いでベットから出ると、バタバタしながら、仕事の準備や朝食の準備に走り回る。


「あっ、ここトイレだった!」
「部長、左の部屋ですって!」
「そうだった!ちょうどいいから、借りるね(笑)」
「は~い!」

トイレに行く城島を見送った桜は、急いで服を着替えてメイクを始める。寝室には二人の服が散らかっていて足の踏み場がない。


「う~ん・・・も~っ!」


桜は、遅刻しそうな状態でありながらも二人の服を洗濯機にポン!

「部長、先行っちゃいますよ!」
「待ってくれ!」

そんなやり取りを続けながら、数十分。
彼らのあわただしい日常がまた始まった・・・。


< 95 / 286 >

この作品をシェア

pagetop