どうしてこうなるの?私達の日常生活
夕方5時
「小島さん!」
「ぶ、部長・・・。」
一緒にエレベーターに乗り込む2人。その瞬間から、恋人同士の顔に変える。
「ごめんな~。がんばったがんばった(笑)」
「ううん・・・私が・・・もっとがんばらないと・・・」
「それはもっとがんばれ。でも・・・俺も・・・きつかったから・・・」
「それは・・・」
エレベーターが開く。たくさんの社員が乗り込んできたので、いったん上司と部下の顔に戻す。そして、エレベーターを出て、会社を後にする。
「ふ~っ・・・」
タバコの煙を吐き出す城島。
会社近くの公園のベンチに座り、さっきの話の続きを始める二人がそこにいた。
「仕事中の部長・・・かっこいいです。」
赤い顔をしながら城島にそう気持ちを伝える桜。その顔を見るなり、どきどきが止まらない城島は、タバコを消すと桜をぎゅっと抱きしめて「そっか、じゃ、今まで通りにするか(笑)」と言った。
そのまま、ご飯を食べに駅前の繁華街に繰り出して・・・
翌朝
「あっ・・・」
城島が桜の家に転がり込んでいた。