甘い恋の始め方
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理子と電話がつながり、自宅にいることを確認した悠也はホッと安堵した。
そしてすぐに会社から車で理子の自宅へ向かった。
30分後、理子のマンションの近くにパトカーが2台停まっていた。
「なにかあったのだろうか? 物騒だな」
悠也は少し離れたところのコインパーキングに車を停めると、理子のマンションへ向かう。
理子の住むマンションの入り口に人だかりが見える。
「!?」
悠也は慌てて人だかりに近づくと、見に来ていた人の会話が耳に入ってきた。
「いやあね。1階の部屋に強盗が入ったって」
その声に悠也は足を止めた。
「女性の一人暮らしだって。包丁で腕を切りつけられたらしいわよ。可哀想に」
(女性の一人暮らしに強盗?)
まさに理子にあてはまる。
50分ほど前に電話で理子と話をしたばかりだ。まさかと思ったが、悠也の足が震えはじめる。
(理子が切られた!?)
悠也は人だかりを押しのけると、心臓をバクバクさせながら理子の部屋に向かう。
理子の部屋の前で警察官がドアを叩いていた。
「小石川さん!? 小石川さん!?」
部屋まであと2メートルほどのところで、警察官に先を止められる。
理子と電話がつながり、自宅にいることを確認した悠也はホッと安堵した。
そしてすぐに会社から車で理子の自宅へ向かった。
30分後、理子のマンションの近くにパトカーが2台停まっていた。
「なにかあったのだろうか? 物騒だな」
悠也は少し離れたところのコインパーキングに車を停めると、理子のマンションへ向かう。
理子の住むマンションの入り口に人だかりが見える。
「!?」
悠也は慌てて人だかりに近づくと、見に来ていた人の会話が耳に入ってきた。
「いやあね。1階の部屋に強盗が入ったって」
その声に悠也は足を止めた。
「女性の一人暮らしだって。包丁で腕を切りつけられたらしいわよ。可哀想に」
(女性の一人暮らしに強盗?)
まさに理子にあてはまる。
50分ほど前に電話で理子と話をしたばかりだ。まさかと思ったが、悠也の足が震えはじめる。
(理子が切られた!?)
悠也は人だかりを押しのけると、心臓をバクバクさせながら理子の部屋に向かう。
理子の部屋の前で警察官がドアを叩いていた。
「小石川さん!? 小石川さん!?」
部屋まであと2メートルほどのところで、警察官に先を止められる。