甘い恋の始め方
パーティー会場を出た時、スタッフの女性が近づいてきて俺に言った。

「これは社則では言ってはいけないことなんですが、理子さんは貴方の名前を書いたんです。彼女、おススメだったのに……」と残念そうな表情を見せた。

気になっていたのを、このスタッフは気づいていたのか?と、悠也は不意を突かれた。

「これは内緒ですよ」そう言って頭を下げると、スタッフの元へ行った。

理子の身体を抱きしめながら、思い出していると小さな寝息が聞こえてきた。

上半身を起こし覗き込むと、理子は無防備に眠っていた。

(信用しすぎていないか?)

もし俺が犯罪者だったら、セックス後にひどい目に合うかもしれないというのに。

そうやって今までも他の男と過ごしてきたと思うと、気持ちが落ち着かなくなる。

悠也は眠る理子の唇に唇を乱暴に重ねる。

眠っている唇は簡単に開き、悠也は無防備な理子の口腔を舌で蹂躙していく。

「んっ……」

理子の瞼がパチッと開き、一瞬驚いたような目になる。

悠也はかまわずに理子に深いキスを求めた。

一瞬の深い眠りから覚醒した理子は現状を思い出した。

悠也の手が乳房を揉み、指の腹で頂を刺激する。



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