周りの人間が結婚していく中、焦りを感じた理子は婚活パーティーに参加。そこで出会った男は、なんと社内でもイケメンと騒がれている、自社の副社長だった。
憧れから、偶然の出会い。
だけど、イケメンである悠也が自分を選んでくれることを信じることができない理子は、その想いに悩む。
適齢期を迎えた女性の結婚への理想と焦りなど、リアルな感情が書かれていて、読んでいてもスッと入り込めます。
また、自分を選んでくれながらも、自分への想いがあるわけではないと知っている理子の『このままでいいのか』と、何度も葛藤する姿は、結婚への真摯な想いもうかがいしれます。
理想と現実、それと、結婚を通してのお互いの気持ちの変化が読んでいて、もどかしくもありながら、温かい気持ちにさせられました。