感想ノート
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砂川雨路 2015/06/10 23:11
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先日の『鉄の薔薇姫』に引き続き、『恋したメアリ』も読ませていただきました。
生命科学とファンタジーが交錯する、切ないSFですね。
禁忌と宿命を背負ったメアリの存在感が、何とも言えず魅力的でした。
「芽有」という名前に象徴される絶妙なグロテスクさが素敵です。
80年代くらいのSF短編集を読み漁っていた時期があったんですが、『恋したメアリ』を拝読して、そうした作品群を思い出しました。
小諸くんの人生は、この先、どんな風に狂わされていくんだろう?
と、不思議で不気味で居心地のいい余韻にひたっています。
SF・ファンタジーばかり偏食させていただきました。
素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございます。馳月基矢 2015/06/09 23:36
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夢幻キリコさん
ご感想ありがとうございます。
ファンタジーもどき的作品ですが、結構こういうお話が好きで、たまに書きたくなります。
メアリの違和感を周囲が気付かないというのは、通常はおかしいことですよね。でも、気付かれていたら、この入れ替わりというトンデモ設定が成り立たないんですね。そもそも設定がトンデモという……。
そこは小諸くんの恋の力という強引なまとめ方をさせていただきました。
これで長編を書ける筆力は私になさそうです^^;
夢幻さんの『奴隷少女イリア』読ませていただいております!砂川雨路 2015/02/10 07:04
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bikke様
ご感想ありがとうございます。
最近恋愛モノばっかり書いてますが、ホントはこんなのも書きたい砂川です。
二人の終着点が見えない感じで終わらせていただきました。
ループする執着。
こういうのが好きだったりします。砂川雨路 2014/04/06 18:59
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砂川雨路さま
記憶を頼りに
何度も生をやり直すメアリ
とても不思議な
とてもリアルなお話でした
恋をしたメアリは
その記憶をいつまでも反復させて
小諸くんを探しに来るんだろうなぁ
bikke 2014/04/06 15:38
氷月あやさん
こちらにもありがとうございます!
いや~『芽有』のネーミングのグロテスクさに気付いてくださるとは、すっごく嬉しいです。
小諸くんも「狂わされて」いくんでしょうね。ふたりの未来に希望があるかないかは別として、閉塞されたループに彼は取り込まれているので。
こういうブラックだけど、薄明かりが射すようなラストが好きなのですが、ベリカではあまりウケないかと思い書いてないんです。
書くものによってまるでテイストの違う情緒不安定作者ですので、どうか気にかかるものだけお読みくださいませ。氷月さんのメッセージで「やっぱファンタジーも書きたいなぁ」脳になってきました。
ああ~、次回作どうしよう!