【完】君と私の近距離恋愛
「私って、自分大好きに見えるんだ。性格悪く見えるんだ……」
なんて、一人下を向いていた。
「いや、あの、ほんとごめんね!」
「ごめん!でも、今は思ってないから!ねっ!?」
「ハハッ。大丈夫だよー。気にしてないよー」
「りっ、立夏ちゃん、泣きそうになってるよ……」
だって、だってだって、だってだってだって!!
私、そんな風に思われてるなんて思ってなくて、皆友達だと思ってくれてると思ってたのに。
「あんまり立夏苛めんなよな。純粋なんだから」
と言って私を抱き寄せた。
「とか言いながら、顔が笑ってるよ。バカ日向」
全く。皆して。