この束縛野郎が!!
やっと息を整えて立ち上がれた時には、
HRが始まるチャイムが校内に鳴り響き、
私はやっとの事桐谷から解放されたんだ。
私はこれで知った。
桐谷から離れる方法が無い事と、
桐谷を怒らせたら最悪窒息死か監禁されると…
それから今…11月まで、
桐谷はどこかに隠しカメラでも設置して見ているんじゃないのか?と思ってしまうくらい敏感に、
私が男子と接触するのを邪魔した。
あの廊下の時みたいに強引にキスされたりってのは無いが、
周りが『ああ、桐谷君また藤崎さんに引っ付いている』と思うくらい、
桐谷は私を束縛していた。