この束縛野郎が!!
例えあなたがどんな束縛野郎だとしても、
それをしているのが私に対してだけなら、
私は受け入れていくよ。
ただし、限度は考えていきましょう。
『雪乃は俺の彼女だ。
雪乃に下心持った男、喋りかけた男、
全員ぶん殴る!
雪乃…お前を俺の部屋に監禁して生活させたいくらい愛してる…』
昼休み。
校内で急に流れた放送に、全員が不思議に思い聞いていれば、
聞こえてきた声はとんでもなくPTAに訴えられるような内容だった。
聞いた全員が一人の女子を哀れな目で見つめ、
その女子…私は箸を持ったままこぶしを作りブルブル震えさせていた。
「っつ!!!!!!
こんの!!!!束縛野郎が!!!!!!!!!!」
昼休みの校内。
少女の苦痛の叫びが響いた。
END