candle
もう、甘いものがスキでもキライでも
好きな気持ちは変わらない。

心が温かくなる…恋愛中。

単純な私は、仕事をテキパキこなし、
受付業務も、データ処理も
大輔サンでいっぱいになった。

あの低くて優しい声で
柔らかいものを見るような
優しいまなざしで見つめてくれた
あの笑顔で睡眠不足になりそう。

家に着くと、新着メールも着いてた。

まだ携帯電話に登録していない
大輔サンのメールアドレスからで
11ケタの数字と名前も載っていた。

私は、携帯電話に大輔サンの
メールアドレスと携帯番号を教えた。

その情報を静かに飲み込んでく。

そして、新しい私、を発見した。
こういう時、私は、携帯電話に
何かを祈るということだった。

何かを…無機質のものに祈った。

ベッドに携帯電話を置いて…
無機質なものをみつめていた。

光る携帯電話は…綺麗だった。
< 10 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop