押し殺す【短篇】
「それでさ、セレン、テルルに冷たく当たっちゃったんだよ。最悪じゃない?」

「うわー、酷い」

「全然駄目」


昼休みに繰り広げられる、友達との会話。

この日の内容は、前の日に放送された、テレビドラマに関するものだった。


正直、興味がない。

そう思っても、彼女はずっと笑顔を保つ。

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