『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
先輩の秘密
天高くますます自分肥ゆる秋、ロケ弁で出されたマツタケご飯のフタをイソイソと開けていると、休憩中の2人から声が掛かる。
「デブス1号! 」
「はい、何でしょうか? 」
大事な夏休みを、全て仕事使われたとますます不機嫌な彼ら。
仕方無いじゃない、デビューシングルは売れに売れてセカンドシングル『Come in 』も発売したんだし。
紅白出場も夢じゃないと、巷では噂されている。
「こんなん食われへん、他のモンを用意せぇや! 」
毎晩毎晩、秀一郎のストレスのハケ口になっているらしく、やつれ気味の万里也が要求したのは、冷やし中華。
確かにノド越しもいいし、それなりに栄養も取れるけれど、この時期コンビニにそんな商品は無い。
「今、用意しますっ! 」
マツタケご飯のフタを閉じて、局の近くのラーメン屋に走り、無理を言って作ってもらった。
「デブス1号! 」
「はい、何でしょうか? 」
大事な夏休みを、全て仕事使われたとますます不機嫌な彼ら。
仕方無いじゃない、デビューシングルは売れに売れてセカンドシングル『Come in 』も発売したんだし。
紅白出場も夢じゃないと、巷では噂されている。
「こんなん食われへん、他のモンを用意せぇや! 」
毎晩毎晩、秀一郎のストレスのハケ口になっているらしく、やつれ気味の万里也が要求したのは、冷やし中華。
確かにノド越しもいいし、それなりに栄養も取れるけれど、この時期コンビニにそんな商品は無い。
「今、用意しますっ! 」
マツタケご飯のフタを閉じて、局の近くのラーメン屋に走り、無理を言って作ってもらった。