lovable winp
パシリ
昼休み。
校舎の端っこにある非常階段の踊り場は、広さもあって日当たりもそこそこの絶好の場所だった。
そこでいつも連んでる優明(まさあき)と昼ご飯を食べるのが日常。
「彩騎~。一緒にお昼食べようよー」
それを知った女どもが勝手に来て、勝手に絡んでくるのがウザい。
彼女にはなれないけど、セフレにはしてくれる。
ルックスの良い男と手合わせ出来るならそれでも良い……なんて思惑を持ったようなヤツばっかり。
正直コイツらは相手にしたくないけど……教室のガチャガチャした空気も嫌いだし。
仕方なしに女どもは適当にシカトしてる。
「アタシ優明くんの隣に座っちゃお」
「邪魔」
優明もこういう頭悪い発想の女は嫌いだから、いつも素っ気なくスルー。