聖なる夜に口付けを


私の中に元々あった優斗を好きになるという可能性。

それを選択しやすいようにしただけ。


そんなに私を求めてるんだ。選んで欲しかったんだ。


だったら…、


「神に誓える?一生愛し抜けるって。誓えるなら、」

「?」

「好きになってあげてもいい。」


とか上から言ってみる。


「……」

反論されるかと思ったら意外となんの反応もない。

というより、目を見開いてる優斗。


「ねぇどっち。誓えるの、誓えないの。」

返事しろ…


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