恋箱。
「そこにいれる???」
???
それはどういう意……アタシが考える前に
「帰り困るだろ?迎えに行くよ。」
「え???だってココめちゃくちゃ遠いし、それに友達もいるんですけど……」
「大丈夫!一緒に送ってくから」
突然の申し出に驚きつつ……奈々さんと相談してお願いする事にした。
サエさんの彼氏を使ってしまうのは申し訳ない気がしたけど、どうしてもケンに逢いたい。
この機会を逃したくない!!
それにしても。
アキラさんってなんていい人なんだろう。サエさんが惚れるのも頷ける。AV男優みたい、とか思って悪かったよ。
そうは言ってもこんな山奥まで来るには飛ばしても2時間はかかる。
アキラさんが来た頃には辺りは暗くなり始めていた。