恋箱。
第⑤章 孤独



同じ毎日の繰り返し。


昼過ぎに起きて、シャワーを浴びて化粧をする。



お客との同伴が無ければ地下街にある喫茶店で軽めに夕飯を取るか、ブラックコーヒーで目を覚まして出勤する。


お店が終わるのは深夜1時。


お客さんとアフターのお付き合いがあれば出かけるし、そうじゃなかったら飲みにいく。


家に帰るのは大体明け方。

酔った体でベッドに倒れこみ一日が終わる。



ただその繰り返し。



ケンへと書いた手紙は小箱に入りきらないぐらいに増えていた。






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