恋箱。



何もかもが面倒で人と話さなくなってたアタシには珍しくその話に加わったのは何でだろう??


環境を変えたかったのかもしれない。




「合宿って高いんじゃないの~??」


「普通に通うのと変わらないよ~」


「期間ってどのくらいなの??」


「最短で3週間かな?アタシは一回落ちたから一日伸びたんだ」



実は昼間は短大生なんだというその子は、まだ風俗の汚れを知らないキレイな笑顔でいろいろ教えてくれた。


昼間の空気に長らく触れていないアタシにはなんだか癒されるその笑顔。




学校は県内でしかも3週間でラクラク免許??




なんか……免許欲しいかも。



心は急速を求めていたんだろうか?



アタシは久々にやる気が出てきた!!





早速、車屋のお客に電話をする。



「あや免許取るからさ~そしたら何でもいいから余ってる車ちょうだい!!」



「お前なんかに取れないって!!でもまぁ取れたらいいよ?ただし中古な」




あれ?


考えてたらちょっとだけ楽しいよ?





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