恋箱。
あれ??
やっぱり暗い雰囲気になっちゃった??
アツシの顔色がそう言ってた。
川口一同「シアン」で働く(といっても数人だけど)はアタシの職業を知ってる。
この界隈に住み着いてれば別に珍しくもない職業だし、別に騒ぎ立てるようなコトでもない。
当然目の前にいるアツシもそのコトを知っているわけで。
複雑そうな顔をしてるアツシに気を使って話を変えた。
「ごめんね~全然気にしないでいいから!!」
まだ考え込んでるアツシ。
捨て身でいくか!!
「あ、そういえば今度雑誌の仕事もやるんだよ~すごい!?」
あれ?無駄にテンション高すぎかな??そうも思ったけどやっぱり暗いのはニガテだよ。
その時。
顔をあげたアツシがなんでもないように口を開く。
「じゃあ、あやちゃんオレと付き合う??」