冊子「銭湯のすゝめ」
 初めて入る銭湯の脱衣場に辿り着いたらまず始めに行う事は篭を取る事。

 大抵脱衣場の入り口付近に重なってます。

 これを手に取り裏返してから優しく底を叩く。

 中に入っていた毛や、忘れ物の確認になります。

 脱ぐぞ!と気合いも入ります。

 しかし焦って脱ぐのはまだ早い!

 篭がロッカーに収まるか確認しましょう。

 多くは入る物が置いてありますが、入らない場合も有ります。

 その場合は客が少ない場合はロッカー前で篭を使わずちょちょいと服を脱ぎ入れます。

 客が多い場合は他所で脱いで荷物をまとめ、一気にかたをつけましょう。

 篭がロッカーに入る大抵の場合は篭を持ち、ソコに服を脱ぎ一回でロッカーに入れます。

 これらの事はロッカーが通常縦に三段から四段に重なっている為、ロッカー前でモタモタしているとあなたの下、又は上のロッカーを使用している人に迷惑をかけない事に通じます。

 さて、服を脱ぎました。

 水分補給は十分ですか?

 私はタオル一枚ですが貴方は?

 シャンプー、リンス、石鹸は?

 自分は時計を気にせずに水没させた事が有ります。

 本当に気を付けましょう。

 鍵は体に身に着けましょう。

 金属製のオシドリマークの鍵。

 これは足首ちょい上に着けるのが良いと思います。

 銭湯の鏡は丈夫ですが手首に着けると鏡を少なからず傷つける可能性があるからです。

 更に金属プレートをくるぶしの所にあてがっておけば、サウナで熱せられて熱くなっても平気です。

 トイレはすませましたか?

 寒暖の差があるので尿意を催します。

 体重計に乗るときはそっと乗りましょう。

 さあ、いよいよ浴場へと入ります。

 しかし!銭湯によっては、桶とイスが脱衣場にあるのでそこは確認しておきましょう。

 マイケロリンも雑貨屋で売ってます。

 これを持っていればちょっとした優越感が味わえます。 
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