好きじゃないよ。言わないけど


それで溜まったストレスを
全部彼氏の海兎(かいと)にぶつけてた。

それで海兎と上手くいかなくて
自分のせいってわかってても
海兎に全部おしつけてた。

海兎のせい
海兎が悪いんだよ

海兎が変になり初めて

あっ、私のせいだ。
ホントは気づいてたのに
現実なんて見たくなかっただけだった。

優しく頭をなでて
ごめんねって言って
なにも悪くないのに
謝ってくれる海兎が

私を後ろから抱きしめて
ごめんごめんごめんごめん
俺を捨てないで。
悪いことなんてしないから。

こんな風にしちゃった。
海兎ごめんね。


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