Bitter Sweet
この間、笹本に聞かれたんだ。
「なぁなぁ、お前今組んでる人って桃瀬さんだよな?」
「そうだよ。」.
「あの人って、どうなの?結婚はしてないよなぁ?彼氏いんの?」
「…なんでそんなこと聞くの。」
嫌な予感がして、ぶっきらぼうに答えると笹本は身を乗り出して更に追及してきた。
「そりゃお前、フリーなら狙いたいタイプだからに決まってんだろ?」
「…お前、あの人タイプだったんだ?」
「キレイじゃん、だって。理想の女の先輩って感じ?」
ふにゃっとヤラシー笑顔を浮かべながら答える笹本の下心が見えて、イラっとしつつも、平常心を装いオレは言った。
「彼氏いるかどうかは知らねーけど、狙っても難しいかもよ?」
「なんでだよ。」
「なんでオレが彼女とずっとペア組まされてるかわかる?」
「さぁ?」
考えたこともない、という顔で首を傾げる笹本。
「上司が、彼女ならオレに堕ちないと判断してんだよ。」
「へっ?」
「ペアになって恋愛関係になるなんて容易に想像できるじゃん。でも、彼女は社内でも珍しい、オレに全く興味示さないヒトだからな。」
…っていうのは、付き合う前の話だけど、さ。
「なぁなぁ、お前今組んでる人って桃瀬さんだよな?」
「そうだよ。」.
「あの人って、どうなの?結婚はしてないよなぁ?彼氏いんの?」
「…なんでそんなこと聞くの。」
嫌な予感がして、ぶっきらぼうに答えると笹本は身を乗り出して更に追及してきた。
「そりゃお前、フリーなら狙いたいタイプだからに決まってんだろ?」
「…お前、あの人タイプだったんだ?」
「キレイじゃん、だって。理想の女の先輩って感じ?」
ふにゃっとヤラシー笑顔を浮かべながら答える笹本の下心が見えて、イラっとしつつも、平常心を装いオレは言った。
「彼氏いるかどうかは知らねーけど、狙っても難しいかもよ?」
「なんでだよ。」
「なんでオレが彼女とずっとペア組まされてるかわかる?」
「さぁ?」
考えたこともない、という顔で首を傾げる笹本。
「上司が、彼女ならオレに堕ちないと判断してんだよ。」
「へっ?」
「ペアになって恋愛関係になるなんて容易に想像できるじゃん。でも、彼女は社内でも珍しい、オレに全く興味示さないヒトだからな。」
…っていうのは、付き合う前の話だけど、さ。