Bitter Sweet
7.揺れる想い
高梨の部屋に再び泊まってしまった日から数日間。
私の気持ちは、押し寄せては引いて行くさざ波のように、揺らめいていた。
高梨をオトコとして見てない珍しい女として、
アイツの興味を引いていたのは知ってる。
私がアイツを意識するように試したい、なんてことも言われてた。
高梨にとってはそれはゲームみたいなもので、
冗談半分で面白がってるんだって相手にはしてなかった。
ーあの夜。
全部、オレのせいにしていいから、と。
私を抱いた夜。
慈しまれてた…?
昂くんを想って、泣く私を。
アイツはどんな気持ちで抱いてたんだろう。
見た目ほど軽い男じゃない。
それに、女の扱いは慣れてるはず。
面倒なことになりそうだと思ってたら、私に手なんか出してこないよね…。
どこまで本気かは分からないけど…
色味を帯びた好意を寄せられてる、気はする。
参ったな…
アイツが私に惚れてるかも、なんて。
想定外。
私の気持ちは、押し寄せては引いて行くさざ波のように、揺らめいていた。
高梨をオトコとして見てない珍しい女として、
アイツの興味を引いていたのは知ってる。
私がアイツを意識するように試したい、なんてことも言われてた。
高梨にとってはそれはゲームみたいなもので、
冗談半分で面白がってるんだって相手にはしてなかった。
ーあの夜。
全部、オレのせいにしていいから、と。
私を抱いた夜。
慈しまれてた…?
昂くんを想って、泣く私を。
アイツはどんな気持ちで抱いてたんだろう。
見た目ほど軽い男じゃない。
それに、女の扱いは慣れてるはず。
面倒なことになりそうだと思ってたら、私に手なんか出してこないよね…。
どこまで本気かは分からないけど…
色味を帯びた好意を寄せられてる、気はする。
参ったな…
アイツが私に惚れてるかも、なんて。
想定外。