生徒会長さんの救世主
危なかった...副会長にバレるところだった。
とりあえず希龍も屋上に向かっただろうし第一関門クリアだ。
と思ったのに
「おい」
後ろから声がした
この声は.................
『立花....お、おはよう』
後ろには少し怒っているような顔で立っている立花がいた。
『あれ、みんなは?』
「先に屋上に行った。さっき、何で隠れたんだよ」
『え.....』
バレてたか....
「副会長もいただろ。何で隠れたんだ」
『副会長とはたまたま会って、怪我のこと話してたの。
隠れたのは.....私が生徒会として話してるのじゃなかったら女子たちが騒ぐでしょ』
「そうか....とりあえず屋上行くぞ」
なんとか納得してくれたみたい
『え、授業は?』
「そんなもんサボれよ」
『いやいや...生徒会長がサボるのはまずいでしょ。ってか立花たちもHRくらい出なさいよ』
「出る意味ねぇよ」
『はぁ...。とりあえず学校は今まで通り普通に過ごさせて』
「チッ.......分かった。
じゃあ、昼休みに屋上な。」
『え、ちょっと!ーーーーー』
断ろうとしたが立花は聞く耳を持たず、黄色い声と共に去っていった。