生徒会長さんの救世主
カチャ
いつも希龍が占領しているため入ったことがない屋上へと足を踏み入れた。
屋上にはご丁寧に幹部と総長の5人は揃っていた。
「おい、何勝手に入ってきてんだよ!」
「あれ、お前生徒会長の――「俺が呼んだ。」
先に私が来ること言っといてよ
『あの。用件は?』
「俺と昔会ったこと覚えてねぇか?」
え・・・素直に言うけど
『覚えてない。』
「チッ」
あっ、機嫌悪くさせちゃったかな
でも覚えてないと思う
立花くらいの美形だったら忘れないはずなんだけど…
ってか立花黙っちゃったし。
これってもう帰っていいの?
もう帰るぞ?帰っちゃうぞ?
『じゃあ、私はそろそろ帰――「まて。本当に覚えてねぇんだな?」
立花は私の腕を握って真剣な顔で聞く
『...うん。覚えてない』
「そうか。」
・・・。
また黙っちゃったよ
『そろそろ…帰っていい?』
「あ?まだダメに決まってんだろ」
なんでだよぉぉぉぉ
そしてこの後、衝撃的な一言を言われる。
「希龍に入らねぇか?」