らいおん


「俺さ、茜ちゃんの好きなヤツのこと、
 知ってるんだよね。

 そいつも茜ちゃん大好きでさ、
 付き合い始めるのも、時間の問題?」

な?

と、美咲ちゃんに問いかける。

美咲ちゃんも大きく頷く。

「お互いを思い合ってて、お似合い」







「そろそろ行くか」

雄介が美咲ちゃんの手を引いて歩き出す。



少し先で美咲ちゃんが立ち止まる。

「唐渡さん!
 二学期の始業式は9月2日です!!」

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