らいおん
未練
**茜**
亮のことを誰かに話すのは、初めてだった。
カッコ悪いし、恥ずかしかった。
でも私は、気づいてしまった。
できれば、気づかないまま忘れてしまいたかった感情に。
私はまだ、亮のことを、信じてた。
心のどこかで、迎えに来るのを待っていた。
亮のことを誰かに話すのは、初めてだった。
カッコ悪いし、恥ずかしかった。
でも私は、気づいてしまった。
できれば、気づかないまま忘れてしまいたかった感情に。
私はまだ、亮のことを、信じてた。
心のどこかで、迎えに来るのを待っていた。