眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
城田くんが居なくてよかった………
居たら睨まれてます。
もしかしたら嫌われるかもしれない。
『しず…か…くるしっ……』
あ、口押さえつけてるの忘れてた。
苦しそうに手を叩く雪恵の口から
手を話す。
ほんと、雪恵の馬鹿。
『ねぇ眞田さん…』
頭上からする声に私は
ん?
と顔を上げる。
そこに立ってたのは同じクラスの
男の子。
なんだろう
『眞田さん。城田……好きなの?』
『えぇ!?』