眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
教室へと足早に戻って
『ゆーきえ!終わりましたよー!』
後ろから抱きつく私。
『うわっ!びっくりした。お疲れー』
『ありがとー』
はぁ。
席に座ってとりあえず落ち着きましょう。
開放感がすごくて今。
とても嬉しいです。
『静華ちゃん!』
そんな私に、名前を呼ぶ声。
ん?
と振りかえると
『あ、高杉君?』
高杉君が笑顔で立ってます。
『あれ、名前覚えててくれたんだ』
『え、うん。城田くんのお友達ですよね?』