眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔


『顔真っ赤、リンゴみたい』



『いふぁい…』



城田くんの指がギュッと
ほっぺをつねってます。


悪戯そうに、でも優しい笑顔に
またドキドキ。



『ごめんごめん。あ、お礼してくれるんだったよな?』


パッと手を離す城田くんは、
思い出したようにそう聞いてきます。


あぁ、そうでした。


そうだよ、夏休み会える機会ですよ!



『俺から夏休み、連絡するから待ってて。ケーキ奢ってもらうから』



『うん!いつまでも待ってます!』


城田くんから連絡くれるなんて
嬉しすぎです。



静華、頑張らないと!



< 144 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop