眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
『顔真っ赤、リンゴみたい』
『いふぁい…』
城田くんの指がギュッと
ほっぺをつねってます。
悪戯そうに、でも優しい笑顔に
またドキドキ。
『ごめんごめん。あ、お礼してくれるんだったよな?』
パッと手を離す城田くんは、
思い出したようにそう聞いてきます。
あぁ、そうでした。
そうだよ、夏休み会える機会ですよ!
『俺から夏休み、連絡するから待ってて。ケーキ奢ってもらうから』
『うん!いつまでも待ってます!』
城田くんから連絡くれるなんて
嬉しすぎです。
静華、頑張らないと!