眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔

『あの、ごめんなさい、城田くん。』




自然に口から漏れる言葉。



怖くて目を見れずに俯いてしまいました。




『､､､』




少しの沈黙がものすごく長く感じます。



せっかく一歩前進したかなー
なんて思ってたのに、




『別に眞田が来ることに嫌がってないから。ただ、お前がなほと喋るのんとか見たくねーかなとか、色々聞かれる嫌じゃねーかなとか
思っただけ』


すごく早口で喋り終える城田くん。



頭の中で整理する私。




つまり、私が嫌がらないかって
思ってくれてのあの言葉ですか？



え、じゃあ嫌われてないんですか？



むしろ、私の事を思ってくれてたなんて



そんなの、、





『嬉しいです､､､城田くん。』