眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
『城田くん、、、』
『眞田、俺さ、変?』
頭上から聞こえる声に
少しドキッとしながら
『はぃ、今日朝から少し変です』
正直に話してみます。
『だよな、俺もわかってる。もうちょいこうさせて』
顔が見えないからどんなこと思ってるのか
どんな表情なのかわからないですけど
私のこの真っ赤な顔を見られなくて
いいならまだこのままでいいかもしれません。
ドキドキがすごくて心臓が破裂するんじゃ
ないかってくらい。
城田くんがわからないこと
私がわかるはずもなく
ただ、抱きしめられてる嬉しさが
体を支配してしまってキスのこと
ごめんっていう言葉の意味を聞けませんでした。
城田くん。
私、少し、いやだいぶ
自惚れてしまったかもしれないです。
城田くんが私の事を意識して
くれてるんじゃないかって自惚れてます。
私、もう少し頑張れば彼女になれますか?
城田くんを好きにさせられますか?
不思議な城田くんはそういうこと
なのですか?
ねぇ、、城田くん、、?