眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔


『違う!』



『だーからー』


と相変わらずスパルタな城田くんの
言葉を受けながら
必死に問題を解いていっていた。



すると、不意にそんな言葉がとんできた。






『え?』



手を止めて前に座ってる彼に
聞いてみる。



『すぐ根を上げると思ってたからね。』




『えー………』




『眞田は教室でもよく天然ぽいし、すぐ“駄目だー”とか言ってるの聞くから』



そ、そう見られてたのですね。




でも静華。


やる時はやるのですよ。



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