眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔





『……あれ、眞田。なんかついてるけど』



『へ?』


そのまま城田くんは
ゆっくり腰を曲げ私の頬に触れて



『なんでご飯粒がつくんだよ、子供?』



人差し指についたご飯粒を


パクッ


と食べてしまった。











『…………ありがとうございます』



『いーえ。』



そのままスタスタと
相変わらずのそっけなさで席へと
戻っていく。


今。


なにが起きたんでしょうか。



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