眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
城田くんが私の頬についてた
ご飯粒を食べていました。
『ちょっと、静華!何今の!ねぇ、静華?』
なにやら興奮してる雪恵さん。
私にも分からない。
突然過ぎて頭の中が真っ白です。
『はぁー城田があんなことするなんてね。ちょっとドキドキするわね』
『うん…………ドキドキしましたよ』
いきなり顔が近くなるし
手が頬に触れましたし、
更に、た、食べましたよ。
『静華?おーい』
放心状態の私の顔の前で
手を降る雪恵に気づいたのは数分後
だったみたいです。