眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
照れる彼
『雪恵。私。相談事があるんです』
朝一の学校の教室。
先に来ていた雪恵へ思い切って
相談事をしてみようと思いました。
そう、
あのことで。
『なに、珍しいじゃん』
『私だって毎日お気楽な訳じゃないんだよ』
『え、そうなの?』
う、ひどい。
私そんなイメージなの?
馬鹿だけど悩み事の一つや二つ
私にだってあるのです。