眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
『ぅー…とにかく聞いてください。』
私一人じゃ、どうしたら
いいのか検討もつきません。
第一、城田くんは何がしたいのか。
ていうか、城田くんは教室での
イメージとかけ離れていてどっちが
本物の城田くんか分からない!
『聞くけど、なに?』
『城田くんの事なんです…け…ど…』
ガラガラ--
と開くドアの前に
ドアのほんと一番近くの前の席
に座っている私と雪恵を
見下ろしている彼が居ました。