眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
私、悪魔に捕らえられて
しまったのでしょうか。
体の熱が一気に全身に駆け巡って
ボーッとして、
気がついたら、目を閉じていました。
『…………っ』
息が続かなくなって
私は立ってられなくなってしまう。
そう思った瞬間。
一気に力が抜けて
『……っぶね。』
姿勢が崩れて座り込んでしまった。
それを支えるように一緒に
屈むような体制になってくれた城田くん。
『……っ力が……抜けて』
『……そんなに?』
意地悪そうに笑って答えた城田くん。