プラトニック・プラネット
「えっと...とりあえず、
俺のことは...知ってますか?」
「そりゃ、はい、もちろん」
コクコクと頷くと、彼は安心したようにふわりと笑った。
ああもう、その笑顔にやられたんですよ私は。
「じゃあ、その...こんな状況で、
だいたい分かると思うんだけど...さ」
風間くんは目元をほんのり赤く染めて、ふっと視線を落とす。
よく通った鼻筋が知性的で綺麗だなぁと思い見とれていると、不意にばちりと目が合って、心臓がものすごい音を立てた。
真摯な瞳に、目が離せない。
「和泉さん、俺と...」
「......」
「俺と......付き合って、くれませんか」