プラトニック・プラネット

「じゃあ、その...こんな状況で、
だいたい分かると思うんだけど...さ」



いざ、言うとなると、また心臓の鼓動が大きくなって、俺はたまらず視線を落とした。



...大丈夫、落ち着け。


ちゃんと、言葉で伝えなくちゃ。




意を決して顔を上げると、和泉さんと目が合って、心臓がものすごい音を立てた。


でも、目はそらさない。




「和泉さん、俺と...」



言うんだ。

言うんだ、俺。



「......」



一呼吸置いて、はっきりと。



「俺と......付き合って、くれませんか」




.......。



............い、言った......。