新宿トライアングル



ちょっと……待って??




優亜が、私に……一目惚れ??



「何言ってるんですか」



笑い飛ばそうとした私に近寄る影。



「冗談じゃないよ?」



いつもの明るい笑顔は消え、そこにあるのは本気の視線。その熱でじりじりと心まで焼かれてしまいそう。



「分かるだろ?冬弥のお客さんに告白するなんて完全に御法度。店クビになってもしょうがないんだぜ?」



< 103 / 216 >

この作品をシェア

pagetop