新宿トライアングル



気が付いたら、私は泣いていた。



どうしてうまくいかないんだろう。



冬弥は優亜の事が好きで……。



私は冬弥が好きで……。



優亜は……私に好きって。






老婆の顔が脳裏に浮かぶ。



優亜の気持ちを知ってしまった今、私はもう……あの選択をするしかない。



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